ツアー番外編 ニャンコシッター

ツアー関連よもやま話の最後はニャンコシッターについて。

一人暮らしになってからというもの旅行は一泊しかしないし
出張は出来る限り日帰りで済ましてきた。
にゃんたって、大切な姫と王子に寂しい思いをさせるワケにはいきませんから。

ところが今回は4泊5日も家を空けねばならない。
姫と王子は20歳と15歳、それぞれ病気も持っている。
ニャンコホテルに預けようかとも考えたが
結局ニャンコ好きの若くて美しい友人がお世話してくれることになった。

彼女は良く出来た人で、毎日ニャンコの様子をメールしてくれた。
ご飯を食べてる姿から完食したあとのお皿、果ては「こんなん出ました~!」と
ウンチの写真まで送ってくれた。
離れているとウンチまでが愛しく見える。
◯子さん、ホントにありがとう!
私は写真を見ながら感謝の気持ちでイッパイだった。

ところが大阪へ戻って数日後、彼女は白状した。
「実はね、送ってない写真があるの…ヒトミ君とね…ツーショット撮ったのね…」

ん?!なっ、なんじゃこりゃ!
こんな作り込んだブリッコ顔、私に向けたことないやん!

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おいおい!なにエエ雰囲気なってんのさ!

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こら!ヒトミ!よその女の人に何やってんのよ!

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ヒトミ~!この裏切り者ぉ~~~!

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そう云えば私が帰った時、ガンちゃんは私の元に飛んで来たのに
ヒトミ君はなんだかよそよそしかった。
こういうことだったのか。。。
しかし、落ち着いて考えてみると若くて美しい女性が好きなのは
人間の男もニャンコのオスも一緒。
しかも家を空けて寂しい思いをさせたのは私の方だ。
誰がヒトミ君を責められようか。

その日、帰宅した私はヒトミ君を私の前に正座させて静かに云った。
「おばちゃんね、ヒー坊と◯子さんとのコト全然怒ってないよ。
こんなコトでヒー坊をキライになったりしないよ」
ヒトミ君は真っすぐ私の目を見つめ「にゃっ」と胸に飛び込んで来たのであった。

私、だいぶイタいですか?
誰か止めて~~~(苦笑)