GROOVEとSOUL。
黒人音楽を愛する私にとって、喉から手が出るほど欲しいものです。
しかし、これらは努力で手に入れられるものなのか?
常に私の中にある疑問でしたが
この問いを追求するのが怖くもありました。
勿論、肌の色に関係なくGROOVEやSOULを感じる素晴らしいミュージシャンはたくさんいらっしゃいます。
でも、それが天性のものであったとしたら…。
私に才能がなかったら、永遠に手に入らないということになってしまいます。
年齢に実力が追いつかない自分を恥じつつも、それも自身が歩んで来た道と居直り、伸び代を信じて自らを鼓舞する日々。
歌い続けてさえいれば、いつか身についていくのではないか?と根拠のない希望を持っていたのです。
前回のブログで書いた上田正樹さんのステージは、正に私の理想!
ご自身のGROOVEにバンドを巻き込み、それはやがて会場全体をうねらせるのです。
上田さんのステージを観たのは、勿論初めてではありません。
素晴らしいライブに何度も感動を頂きました。
今回、上田さんの「うねり」にフォーカスしたのは、無意識に今自分が一番欲しているものだからかも知れません。
打ち上げの席で「これからも頑張りや!」と握手してくださった上田さん。
「でもな、お前の歌に一個だけ文句あんねん」
「文句⁈ 有難く頂戴します!」と詰め寄る私に、「歩く」リズム感の鍛え方を丁寧に伝授してくださったのです。
「このリズムがGROOVEを作るんや!」
まるで私の胸の内を見透かしたようなアドバイスに驚き、感動しました。
「お前がこれを手に入れるには15年掛かるやろう。
しゃーけど諦めるな!徹底的にやり続けろ!」
厳しくも温かい言葉に感謝で胸がいっぱいになりました(T . T)
最後には、半泣きの私の前に掌を差し出して「はい、授業料ひゃく万円!」と笑わせてくださる優しさもさすがです^ ^
そして、ここでハッとしました。
以前、江川ほーじんさんからベースの生徒さん達に「歩いてリズムをとることを教える」と伺ったことがあるのです。
その時は、楽器を弾く方のお話として感心して聞いていたのですが
改めて考えるまでもなく歌も同じ。
この時点で眼からウロコが落ちていなければならなかったのですね(~_~;)
自分のアホさ加減に呆れながら、改めて気づく機会を与えられたことに大感謝です。
奇しくもMr. GROOVEともいうべきお二人が同じことを仰ったのですから。
GROOVEは、鍛えて習得することが出来る技術だったのですね!
15年掛かろうが30年掛かろうが諦めずにやり続けますよ!
これは、ひょっとしたら皆んなが知ってる当たり前のことなのかもしれません。
「アホか?」と呆れられるのを覚悟でブログに書きました。
だってね、また希望が持てたことが嬉しいのですよ(*^^*)
私の歌を応援してくださる皆さま、15年先もライブに足を運んで頂きたいので
お身体だけは、ご自愛くださいませね〜*\(^o^)/*